設立のきっかけ
外務省の調べによると、オランダに暮らす日本人は1万人を超えています。その滞在スタイルも、駐在・移住・留学・ワーキングホリデー・配偶者帯同など、ますます多様化しています。
JACOPが生まれた背景には、オランダに暮らす日本人同士の「横のつながり」が少ないことにありました。オランダ内には日本人コミュニティは多様に存在しているものの、立場やライフスタイルの違いから、互いに出会い、つながる機会が限られていました。
2019年、長年アムステルフェーンで日本人の交流拠点となっていた「囲碁会館」が閉鎖。そこで活動していた団体が行き場を失ってしまいました。この出来事をきっかけに、「つながる場」の大切さをあらためて実感する声が多く寄せられ、有志による新たな場所探しが始まりました。
さらに、2020年のコロナ禍により、孤立感や不安を感じる人も多くなる中、「ゆるやかにつながる場」や、「対面だけでなくオンラインでもつながれる手段」の必要性が、より強く意識されるようになりました。
こうした流れのなかで、「既存の活動やコミュニティが自由に集い、つながることができるプラットフォームをつくりたい」という思いが形になり、2021年にJACOPが財団法人として設立されました。現在は市や商工会議所などの協力も得ながら、アムステルフェーンのSAKB/Ontmoetingという施設を拠点に活動の輪を広げています。
JACOP設立から軌道にのせるまで、JCC元事務局長の故長田幾子さんからアドバイス、協力など多くの支援を受けました。長田さんの豊富な経験と温かい人柄は、設立メンバーの心の支えとなりました。ここに改めて深い感謝と敬意を表します。

活動のベースにあるもの

JACOPは「オランダらしい、開かれた交流のかたち」を大切にしています。従来の“日本人会”という枠にとらわれず、もっと自由に、もっと多様な人たちが関われる場を目指しています。その行動は、以下の考えに支えられています。
5つの交流を柱とする
日本人、子ども、文化、情報、国際的なつながりを軸に、多層的な交流を展開
オープンな参加スタイル
参加も退出も自由。ゆるやかで出入りしやすいスタイルを大切に
2つの交流の場
対面での温かな交流(オフライン)と、情報でつながる交流(オンライン)の両立
フラットなつながりと助け合い
ともに活動する団体や施設と、上下なく、対等な関係で協力し合う
JACOPは、誰かが主催するのでも、誰かが引っ張るのでもなく、集まった人たちがそれぞれの関わり方で参加できる「つながりの場」でありたいと考えています。一人ひとりの思いや経験が、コミュニティの力になる。そんな信頼と尊重のもと、オープンで心地よいプラットフォームを目指しています。
概要
| 団体名 | Stichting Japanese Communities Platform |
| KVK | 81854749 |
| 所在地 | Ouderkerkerlaan 15, 1185AB Amstelveen |
| 連絡先 | hello@jacopholland.nl |
| 設立年 | 2021年 |
役員紹介

高橋 真由美 会長、会計
Mayumi Takahashi
スペインで出会ったオランダ人のパートナーを追って2000年、オランダに移住。アムステルダム大学て法学を学ぶ。オランダの会社をいくつか経験後、現在は、日系企業に勤務。日蘭ネットおよびフルサトハウスプロジェクトの役員も兼任。

鈴木 秀匡 副会長
Hidetada Suzuki
静岡出身の3児の父。引越し20回を経て、日本以外で生活することへの興味から家族でオランダに移住。HR系のキャリアを経て、人事・組織変革のブティックファームとしてオランダで独立。JACOPでは日本人コミュニティの運営を中心に担当。

水迫 尚子 広報
Shoko Mizusako
日本とオランダの行き来を繰り返したのち、2016年に移住。フリーランス編集者として、日系コーポレートサイトの英語版の編集支援、日本語フリーペーパー『mooi-mooi』の編集長を務める。オランダ人夫&元路上犬とハーグに暮らす。

大塚 千恵子 書記
Chieko Otsuka
夫のオランダ留学に伴い渡蘭。自身もオランダの大学院で言語学を学ぶ。その後オランダ定住。NALCボランティアとして事務補助のサポートをしたことがきっかけで、JACOP活動に従事。アムステルダムの日系企業に勤務。
